2025/08/20
大学のネット出願を活用しよう!流れや失敗しないためのポイントを徹底解説

インターネットが普及した現代において、ネット出願は一般的となり、多くの大学で導入されています。
しかし、初めてネット出願を利用する方にとっては、「手続きが複雑そう…」「入力ミスが心配」という不安があるかもしれません。
本記事では、ネット出願の基本的な流れや押さえておくべきポイントについて詳しく解説します。
大学受験をスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてください。
Contents
「ネット出願」とは?
ネット出願は、インターネットを利用して大学へ出願手続きする方法です。
従来は大学から願書を取り寄せ、手書きで必要事項を記入し、郵送で提出する必要がありました。
しかし、ネット出願では、パソコンやスマートフォンから大学の出願サイトにアクセスし、情報を入力することで出願手続きを行うことができます。
ただし、ネット出願で手続きがすべて完了するのではなく、多くの場合は、登録後に受験料の支払いや必要書類の送付が必要です。
ネット出願のメリット
大学のネット出願には、受験生にとっても多くのメリットがあります。
ここでは、ネット出願の主なメリットについて紹介します。
24時間いつでも出願可能
ネット出願の最大のメリットは、インターネット環境があれば、24時間いつでも出願手続きができる点です。
従来の紙の願書の場合、大学や郵便局の営業時間に合わせて手続きを行う必要がありました。
しかし、ネット出願は、自分の都合の良いタイミングで出願を完了させることが可能です。
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、場所を問わず手続きが進められる点も大きなメリットです。
コストの削減
ネット出願は、経済的なメリットも非常に大きいです。
従来では、願書を取り寄せるための送料や、提出するための郵送費がかかりましたが、ネット出願ではそれらの費用は発生しません。
さらに、多くの大学が、ネット出願の受験料を割引する制度を設けています。
また、支払い方法も多様であり、利用しやすい方法を選択でき、手数料を抑えることも可能です。
特に複数校受験する方にとっては、かなりの節約になるでしょう。
出願状況の確認が簡単
ネット出願では、自分の出願状況を簡単に確認することができます。
出願後に発行されるマイページや登録完了メールなどで、出願登録が完了したか、受験料の支払いが完了しているかなどを確認できます。
また、入力情報に不備がある場合でも、すぐに対応することが可能です。
これにより、重要な情報を見逃すことなく、安心して受験に臨むことができるでしょう。
ネット出願の流れ
ここでは、大学のネット出願の一般的な流れについて解説します。
基本的な流れを把握し、スムーズに出願手続きを完了させましょう。
①事前準備
ネット出願をスムーズに進めるために、まずは必要な情報を集めて用意しておきましょう。
出願前に用意しておくべきものは、次のとおりです。
- ・志望する大学の募集要項
- ・必要書類(調査書・推薦書など)
- ・メールアドレス
- ・顔写真のデータ(3ヶ月以内に撮影したもの)
- ・クレジットカードや口座番号の情報など
これらの情報を事前に用意しておけば、入力ミスを防ぎ、短時間で出願手続きを完了させることができます。
②出願情報の登録
事前準備が整ったら、志望する大学のネット出願サイトにアクセスし、出願情報の登録を行います。
入力した内容に誤りがないか、複数回確認することが非常に重要です。
特に、氏名・生年月日・連絡先は間違いのないように慎重に入力しましょう。
すべての情報を入力し、問題がなければ出願登録を完了します。
出願登録が完了すると出願番号が発行され、受験料の支払いの際に必要になるため、必ず控えておきましょう。
③顔写真の登録
ネット出願では、顔写真のデータをアップデートします。
大学によって写真データの形式やサイズなどが指定されている場合があるため、募集要項をしっかり確認する必要があります。
また、写真データは背景が無地で、本人以外が写り込んでいない、3ヶ月以内に撮影したものを使用しましょう。
アップロードされた写真は、受験票や学生証に使用される可能性があるため、指定された規格を守ることが重要です。
④受験料の支払い
出願情報・顔写真の登録が完了したら、受験料の支払いを行います。
支払い方法は大学によって異なりますが、主な方法は次の通りです。
- ・クレジットカード払い
- ・コンビニエンスストア払い
- ・ペイジー(Pay-easy)によるATM払い
- ・銀行振込
特にクレジットカード払いは、インターネット上で決済が可能なため、手間がかからず便利です。
自分の都合に合った支払い方法を利用しましょう。
ただし、支払期限を過ぎた場合、出願が無効になる恐れがあるため、注意が必要です。
⑤出願書類の郵送
受験料の支払いが完了したら、大学へ出願書類を郵送します。
ネット出願は、すべての手続きがオンライン上で完結するのではなく、調査書や推薦書など、書類の郵送が必要な大学がほとんどです。
出願書類を郵送する際は、書留やレターパックなど、追跡可能な方法で送ると、大学に書類が確実に届いたことが確認できるためおすすめです。
⑥受験票の印刷
ネット出願では、受験票を自分でダウンロード・印刷するのが一般的です。
受験料の支払いと出願書類の郵送が完了した後、出願サイトのマイページから受験票をダウンロードが可能となるため、自宅やコンビニのプリンターで印刷します。
印刷した受験票は、受験当日に携帯する必要があるため、大切に保管しましょう。
また、大学によっては、受験票に顔写真の貼付が必要な場合もあるため、忘れずに確認しましょう。
ネット出願で失敗しないためのポイント
ネット出願は非常に便利な方法ですが、少しのミスが原因で、出願が無効になってしまうケースもあります。
ここでは、ネット出願で特に注意すべきポイントについて解説します。
出願情報に間違いはないか?
氏名・生年月日・住所・高校名など、基本情報に誤りがないか、必ず自分自身で確認しましょう。
入力内容に誤りがあった場合、受験票などの書類が届かなかったり、出願が無効になる恐れがあります。
登録を完了する前に、最終確認画面ですべての入力項目に誤りがないか、必ず確認しましょう。
保護者の方など、第三者にも確認してもらうと、入力ミスを発見しやすくなります。
顔写真の規定を満たしているか?
ネット出願では、顔写真のデータをアップロードしますが、大学が定めている規定を満たしているか確認しましょう。
規定外の写真をアップロードした場合、出願書類の不備と見なされ、再提出を求められたり、出願が無効になったりする可能性があります。
また、写真の画質が粗い、顔が不鮮明であるなどの問題も避ける必要があります。
受験票や学生証に使われる重要な写真なので、写真店で撮影してもらうのが最も確実と言えるでしょう。
受験料は支払われているか?
出願登録が完了していても、受験料の支払いが完了していないと、出願は完了しません。
出願登録後に届くメールや、出願サイトのマイページに記載されている支払い情報を確認し、期限内に支払いを済ませましょう。
また、支払いが完了した際には、トラブル防止のため、支払い完了メールや領収証などを必ず保管しておきましょう。
郵送する出願書類はすべて揃っているか?
大学のネット出願では、調査書・推薦書・卒業証明書など、必要書類を郵送する必要があります。
これらの書類が揃っていないと、出願は受理されません。
送付書類に不備がないように、必ず募集要項で必要な書類を正確に確認しましょう。
また、高校で作成してもらう必要のある書類は、時間を要する場合があるため、早めに準備しておくことが重要です。
大学のネット出願に関するよくある質問
ここでは、大学のネット出願に関するよくある質問について回答していきます。
大学のネット出願はスマホでも可能?
多くの大学が、スマートフォンからのネット出願に対応しています。
パソコンとほぼ同じ操作で、出願情報の登録・顔写真のアップロード・受験料の支払い手続きが可能です。
ただし、細かい文字の入力やデータの確認は、パソコンの方が操作しやすいと感じる方もいるかもしれません。
顔写真の服装は私服でも良い?
顔写真の服装は、私服でも問題はありません。
ただし、派手な色や柄の服や、顔が隠れるフード付きの服などは避けましょう。
受験票や学生証に利用する写真なので、清潔感のあるきちんとした印象の服装を選ぶと良いでしょう。
まとめ|大学受験はネット出願が便利!
本記事では、大学のネット出願について、具体的な流れや注意すべきポイントについて解説していきました。
ネット出願は、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも出願でき、コストを抑えられるなど、受験生にとって多くのメリットがあります。
ネット出願を初めて利用する方にとっては、きちんと出願手続きができるか不安に感じる方もいるかもしれませんが、
- 事前準備をしっかりと行う
- 入力ミスがないか何度も確認する
- 支払いと書類送付を忘れない
この3つのポイントを押さえておけば、問題なく出願を完了することができます。
ネット出願で効率的に受験準備を進めて、志望校合格を目指しましょう。