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Web出願は誰がやる?本人がやるべき理由と、保護者の正しい関わり方

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大学や専門学校へWeb出願する際には志願する生徒本人が操作するべきでしょうか、それとも大人である保護者が操作すべきなのでしょうか。

この記事では、Web出願の仕組みから始まり、本人が主体的に操作するべき理由、保護者がどのように関わるのが適切かを具体的に解説していきます。気になっている方はぜひご覧ください。

そもそもWeb出願とは?

まず最初に、そもそもWeb出願とはどういったものであるか説明します。

Web出願の基本的な仕組み

今や大学や専門学校の入試ではWeb出願が主流といっていいでしょう。従来は願書を取り寄せ、必要事項を手書きして写真を貼り、郵送するのが一般的でした。

しかし現在は、インターネット上でマイページを作成し、必要な情報を入力、顔写真データをアップロード、受験料を支払って推薦書など限られた必要書類を郵送することで手続きが完了します。

多くの学校では、出願後に受験票がPDF形式で発行され、受験生はそれを印刷して試験当日に持参します。

つまり、願書作成から提出までの流れの大半がオンライン化されているのがWeb出願です。

紙の手続きに比べ、手軽で迅速に出願できる反面、入力ミスやデータ不備がそのまま反映されてしまうため注意が必要です。

Web出願は本人がやるべき理由

さて、そのWeb出願において気になるのは、出願するための機器操作は志願者である生徒本人がすべきなのか、親など保護者がすべきなのかということです。

どちらがいいと感じるかは人それぞれ、あるいは家庭によるでしょうが、適切なのは本人自身が出願操作することです。

ここでは、その理由についていくつかの観点からお伝えします。

親のスマホから出願できるのか

「子どもがスマホを持っていないから、親のスマホから出願してもいいの?」という質問はよく耳にします。操作する端末が誰のものであるかは問題ではありません。

大切なのは「操作する人」が本人であることです。親のスマホやパソコンを借りて本人が入力するのは構いませんが、親が全部出願操作を済ませてしまうと、本人が自分の出願内容を理解しないままになってしまいます。

親が代わりにすべて入力してしまうのは避けましょう。

出願内容の誤りに気づかないことがある

Web出願では、志望学科、受験日程、個人情報など、多くの項目を入力します。

もし親が本人の代わりに操作してしまうと、誤入力があっても本人が気づかないまま出願が完了してしまう可能性があります。

例えば、志望学科を間違えたまま出願が確定してしまえば、取り消しができないケースもゼロではありません。

このような誤りが人生に与える影響の大きさをを考えると生徒本人が操作すべきといえるでしょう。

本人確認が必要な際に操作が行き詰ってしまう

Web出願の一連の操作中、例えば本人のメールアドレスに二段階認証用のURLやパスキーが送られてくることがあります。

こうした仕組みはセキュリティ確保のため導入されており、本人以外では処理が進められない場合があります。

このケースでは、本人でないと認証を通過できず、出願を完了できなくなります。

入力内容を本人が把握していないと混乱を招く

願書に入力した内容は、その後の受験票や合否通知にそのまま反映されます。

本人がどの学科や入試方式で出願したのかを理解していなければ、試験当日の会場や時間を間違えることもあり得ます。最悪の場合、受験できないという事態にもなりかねません。

受験に関わる情報を正しく把握する意味でも、本人が入力を行うことは必須でしょう。

過干渉は本人のためにならない

親がすべて代行してしまえば、その時点で本人の受験への当事者意識は薄れてしまいます。

このような過保護、過干渉は本人のためにはなりません。

入試は自分で未来を選び取る行為であり、その第一歩が出願ともいえるでしょう。

本人が主体的に操作すること自体が受験に向き合う姿勢を養うことにつながります。

Web出願で保護者が関わるのは「サポート」に限る

保護者が関わるべき場面は、あくまでサポートです。

例えば「入力が終わったら一緒に確認する」「写真データの撮影を手伝う」「受験料を支払う」といった役割が適切でしょう。

本人が操作し、保護者が最終チェックをするという形なら、出願内容について誤ってしまう恐れも減らせます。

保護者はあくまで「伴走者」であって、主役ではないという立場を意識することが大切です。

Web出願の流れ

Web出願の一般的な流れは次の通りとなります。実際には学校ごとに異なりますので出願要項などをよくご確認ください。その内容も保護者だけでなく、生徒自身がしっかり確認するようにしましょう。

  1. 1.志望する学校のWeb出願サイトへアクセス
  2. 2.マイページを作成し、ID・パスワードを登録
  3. 3.志望学科や試験区分を選択
  4. 4.本人情報や連絡先を入力、顔写真データをアップロード
  5. 5.受験料の支払い(クレジットカード・コンビニ払い・銀行振込など)
  6. 6.推薦書、調査書など必要書類を郵送
  7. 7.出願完了後、受験票を印刷

流れ自体はシンプルですが、入力項目が多いため、本人が落ち着いて入力するようにしましょう。

保護者の方は、入力内容に誤りがないか確認してください。

Web出願で注意すべきポイントと本人が確認すべきこと

続いて、Web出願における注意事項や本人が確認すべき点について説明します。

出願期間

Web出願には受付期間が設けられています。締切直前はアクセスが集中してシステムに負荷がかかり、動作が重くなることがあるため、期限に余裕を持って出願するようにしましょう。

入力内容や写真仕様の確認

志望学科や受験日程の選択誤り、住所の誤記、顔写真の規格違いなど、ちょっとした不備が受験不可につながることもあります。

本人が自分の目で確認する習慣を持ち、保護者が最後にダブルチェックすると安心でしょう。

受験料支払と書類の郵送

Web出願でも、調査書など紙の書類を郵送しなければならない場合も多くあります。

特に高校など生徒本人の所属先である学校が作成する必要のある書類については、学校に出願期間を伝え、余裕をもって書類を取得できるようにしておきましょう。

また、受験料の支払いが済んでいないと出願が成立しません。支払い完了の画面を本人がきちんと確認するようにしてください。

出願後、受験後の確認

出願が完了しても終わりではありません。受験票の印刷、試験会場の確認、合否結果の閲覧や入学手続きなど、その後もマイページを利用する場面は続きます。

本人が自分で管理しなければ、試験当日に受験票を忘れる、合格後の手続期限を超過するといったミスにつながるため注意しましょう。

まとめ:Web出願は本人が主体、保護者は伴走者であるべき

大学、専門学校などの出願はWeb出願が一般的です。このWeb出願は、単なる「願書提出のデジタル化」ではなく、受験生が自分の進路に責任を持って向き合う最初のステップです。

操作自体は決して難解ではありませんが、入力項目の一つひとつを正しく入力していくようにしましょう。

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